白羽の矢が立つ



 

 

■意味
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大勢の中から、特に選び出されること。委員や議長といった良い場合と、犠牲者のような悪い場合の両方に使われる言葉。

 

 

■使い方
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野球のボールが、怖いおじさんの家に飛び込んだが、誰も中に入りたがらず、なぜか、ぼくに白羽の矢が立った。ちょ、ちょっと待ってくれよ。

 

 

■語源について
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神が、自分の生贄にすることにした娘の家の屋根に、白い羽の矢を立てる―――そんな伝説からできた慣用句です。生贄ですから、もともとは犠牲者です。しかし、上の説明にあるように、立派な人として選び出される意味にも使われるようになっています。