■防犯チェックポイント
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▼住戸の玄関
【対策の事例】
□防犯性の高い錠を取り付ける
□閂(かんぬき)を隠すガードプレートを取り付ける
□2つ以上の錠を取り付ける(ワンドア・ツーロック)
▼バルコニーの窓
【対策の事例】
□補助錠を取り付ける
□防犯ガラスを使用する
□防犯フィルムを貼る(ガラス全面)
注意:防犯ガラス等を設置する場合には、避難経路や消防用進入口等の確保に配慮する必要があります。
▼バルコニー
【対策の事例】
□道路等からの見通しを確保する(手すりや腰壁の高さや構造を工夫する)
□面格子等を取り付ける(縦樋、屋上バルコニー等からの侵入を防止する)
▼エレベーター・ホール
【対策の事例】
□共用玄関等からの見通しを確保する
□カゴ内の見通しを確保する(小窓、鏡等を設置する)
□防犯カメラ等を取り付けて見通しを補完する
□照度を確保する(共用玄関階ホール:50ルクス、その他の階のホール及びカゴ内:20ルクス)
※極端な明暗が生じないよう配慮
▼共用玄関
【対策の事例】
□道路等からの見通しを確保する(塀の改修や庭木を剪定する)
□カメラ付きインターホン及びオートロックシステムを導入する
□照度を確保する(内側:50ルクス、外側:20ルクス)
※極端な明暗が生じないよう配慮
▼駐車場・駐輪場
【対策の事例】
□屋外:道路や居室等からの見通しを確保する(塀の改修や庭木を剪定する)
□屋内:駐車場出入口の見通しを確保する
□防犯カメラ、カーブミラーを取り付けて見通しを補完する
□照度を確保する(屋外:3ルクス、屋内:20ルクス)
※極端な明暗が生じないよう配慮
▼共用玄関以外の共用出入口
【対策の事例】
□道路等からの見通しを確保する(塀の改修や庭木を剪定する)
□見通しの利く錠のついた扉を取り付ける
□防犯カメラ等を取り付ける
□照度(20ルクス)を確保する
※極端な明暗が生じないよう配慮
※ ポイント ※
1、共用住宅では、ピッキングやサムターン回し等の手口による玄関からの侵入が大半を占めます。しかし、侵入手口は刻々と変化しています。縦樋や屋上からバルコニーなどを伝って侵入する可能性がないかなど、今一度点検する必要があるでしょう。
2、共同住宅では専用部分の改修でも管理組合や大家さんの了承を得なければならない場合があります。共用部分の防犯対策も含め、定期的に行われる計画修繕に合わせて、防犯対策を検討してみましょう。