物件を申し込みした後の審査期間を待つ時間はもどかしいものです。審査通過までの日数の相場や審査の連絡が場合の連絡方法を知っておくことで待っている間の不安を解消しましょう。また万が一に落ちてしまった場合でもまだ諦める必要はありません。本記事ではそのような審査に関する内容をご紹介していきます。
■賃貸の入居審査の期間
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▼賃貸の入居審査期間は約3日から7日
賃貸アパートやマンションの入居審査の日数は約3日から7日となっています。 正確には下記の5つのフローを合わせて約3日から7日です。
1、入居申込
2、申込書類確認
3、審査開始(不動産管理会社・大家さん)
4、審査通過
5、審査開始(家賃保証会社)
6、審査通過
7、審査の内容連絡
5・6の保証会社による審査は保証会社を利用する場合のみ審査が入ります。 そのため連帯保証人を用意できる場合は5・6のフローをスキップできるた1日ほど入居審査の手続きが早くなります。
■審査の連絡が来ない要因
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▼提出書類に不備がある
提出書類に不備がある場合は再度書類を揃えたり書き直したりする必要があります。 小さなミスでも不動産屋さんの代筆を不可とする管理会社もいるため、わざわざ本人が書き直すことになります。 勤め先の住所や電話番号は曖昧なまま記入せずに事前に調べてメモしておきましょう。
▼不動産管理会社との連絡がとれていない
入居審査を行うのはお客様とやりとりを行う不動産屋さんではなく、管理会社や大家さんです。 そのため不動産屋さんから管理会社などへの連絡がとれていないとその分審査は遅れてしまいます。 一般的に土日や祝日は管理会社はお休みのため土曜日に申込をしても月曜まで進展はないと思っておきましょう。
▼連帯保証人や緊急連絡先と連絡がとれないため
期間が遅くなる事例でよくあるのがこの連帯保証人と連絡が取れない時です。 保証会社を使わず、連帯保証人を選定した場合は本当にその人が同意しているか管理会社が電話で確認をします。 この際に電話につながらなければ審査を通過できないため時間がかかってしまいます。 また、同意を得られない場合はもちろん審査には通りません。
▼不動産会社が連絡を失念している
繁忙期など多忙な時期は不動産屋さんが連絡を忘れてしまっていることも考えられます。 以前はFAXや電話によるやりとりだったため、このようなこともありましたが今はチャットツールがありそれによってスケジュールも管理されています。 よって最近は連絡の失念によって審査期間が遅れることはほとんどありません。
▼繁忙期で申込みが複数入っているため
繁忙期の場合は申込する方も多く、不動産屋さん及び管理会社の手続きが滞ることがあります。
■審査の連絡が来ないときの対処法
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▼まずは1週間待つ
入居審査期間は最短だと即日や翌日に結果が出るところもありますが、1週間ほどかかることも多々あります。 審査期間が長いと落ちてしまったのか不安になりますが、審査に落ちる場合の方が早く連絡が来ます。よって、連絡がこない=しっかり審査してもらっている と捉えておきましょう。 まずは1週間待ってみて、それでも連絡がこない場合は審査状況について不動産屋さんに連絡してみましょう。
▼メールか電話で連絡
待ってみて連絡がこない場合はメールか電話にて連絡を取りましょう。 こちら側が原因の場合(連帯保証人との連絡がつかないなど)もありますので責め立てるのではなく、現状の確認のみにしておきます。
■審査される項目
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不動産管理会社・大家さんが申込者に求めていることは「支払い能力があるか」です。 そのため、勤め先や年収などその人が本当にその家賃を継続的に支払う能力があるかどうかを重点的に確認します。
▼年収
家賃の目安は手取りの3分の1と言われています。 希望する物件の家賃がその範囲に収まるのであれば年収面では問題ありません。 また、年収が足りていない場合も他の項目と併せて総合的に評価されるため必ず審査に落ちるわけではありません。
▼勤め先
勤め先は業種、企業規模、雇用形態が主に審査される項目です。 継続して家賃を払えるかどうかが重要のため、内容によっては審査に落ちやすくなります。 詳細は後述しますが、例えば業種だとホストやキャバクラなど水商売は審査に通りにくいです。 ただ、こちらに関しても水商売だからといって即座に審査に落ちるわけではありません。
▼滞納歴(保証会社利用の場合のみ)
保証会社を利用する場合はクレジットカードの延滞や家賃の滞納歴も審査されることがあります。 保証会社を利用しない場合はそのような滞納歴を確認する手段がない(正確には手続きに時間とお金がかかる)ため滞納歴が影響することはありません。
※クレジットカードの延滞情報は完済してから5年後に抹消されます。 抹消後は滞納歴の確認ができないため、審査に影響しません。
■審査に落ちる人の特徴
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▼滞納歴があるのに信販系の保証会社で審査した
滞納歴は家賃保証会社の審査に大きく影響します。 特に信販系(クレジットカードを発行する企業)はクレジットカードやローンの審査と同様に個人信用情報センター(CICやJICCなど)の情報を用いて入居審査をします。 そのため、審査が厳しく過去に滞納がある場合は審査に落ちることがあります。 物件によっては複数の保証会社から選べることもあるため、審査が不安な方はどの保証会社が自分にはあってそうか不動産屋さんに確認してみましょう
▼安定した収入がない
前述しましたが、勤め先は業種、企業規模、雇用形態を支払い能力があるかどうかの観点で審査されます。 そのため、収入が安定しにくいと審査に落ちる可能性が上がります。 詳細は下記になります。
●業種
水商売(キャバクラ・ホスト・風俗など)
●企業規模 一般的には下記の順番で右に行くほど審査が不利になります。
大企業>中小企業>零細企業
これはその企業が安定している=給与も安定していると言った構図が成り立つからです。 よって、中小企業でも大手の子会社であったり、零細企業でも創業したばかりで急成長しているような企業は有利になります。
●雇用形態
一般的には下記の順番で右に行くほど審査が不利になります。 正社員・公務員>契約社員・派遣社員>自営業・フリーランス>アルバイト>無職
ただ、無職でも内定通知書を持っている場合や最近退職してすぐに転職する予定がある場合は審査に有利になります。 つまり今の状況だけでなくこれまでの経歴と今後の経歴から判断します。
■審査に落ちてしまったら
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▼保証会社を変更、もしくは連帯保証人で再申し込みする
前述したように保証会社は複数選択可能な場合があります。 他の保証会社で落ちてしまっても別の保証会社で再度申し込みしてみましょう。 もし選択肢がない場合は連帯保証人を用意して再度申請してみましょう。
▼別の物件を探す
水商売など安定した収入がない場合はそのような方に特化した不動産屋さんがあります。 掲載されている物件はどれも審査が緩いものとなっているためこの中から再度お部屋探しをしてみましょう。
■審査期間を短くするには
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▼事前に申し込みに必要な情報を集める
内見後にそのまま申し込みをする可能性があれば事前に必要なものを用意しておきましょう。
▼連帯保証人には事前に報告を
連帯保証人を用意した場合、本当にその方が連帯保証人になることを同意しているのか確認の電話が入ります。 その方からすれば知らない番号から連絡になりますので、近日中に連絡が入る旨を事前に伝えておきましょう。
■よくある質問
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▼審査中のキャンセルは可能?
審査通過中でも賃貸借契約を行なっていなければ入居申込はキャンセル可能です。
▼1ヶ月だけ滞納をしてしまった場合も審査に落ちる?
短期間の延滞はすぐに完済していれば審査に影響しません。 審査は支払い能力の有無を確認するためであり、短期間の延滞は「お金がないから」ではなく、「振り込み忘れ」などのケアレスミスの場合が多いためです。