連帯保証人の確保と、家賃を支払い続ける確実性があれば大丈夫
住宅に関する記事や本といえば、購入する話ばかり。一生賃貸では何かまずいのだろうか?との疑問がわく。答えは、もちろん、賃貸でずっと借りていけるなら大丈夫。でも、「連帯保証人」と「家賃の支払いの確実性」という2つのハードルをクリアできることが大切だということは、理解しておきたい。
賃貸物件を借りるには、連帯保証人が付きもの。今は両親がいるから大丈夫という人も、将来において、遠い親戚や知人、職場の上司に頼む必要が出てくる。それが心配な人は、やはり適当な時期に住宅を購入することが打開策になる。独身で子どもがいない人の場合は、退職後に住まいを借りる可能性があるなら、保証人になってもらえる人(甥や姪など)との人間関係を大切にしておきたい。
さて、年金生活に入ったときに、家賃を滞りなく支払えるための備えは大切。「それなら住宅を購入してローン返済が続く人も同じでは?」との声もあるが、退職前にローン返済を終える人に比べれば、退職後の住居費負担には大きな違いが出る。「では、安い家賃の物件に移り住めば?」との案もあるが、やはりまた連帯保証人の問題に立ち返ることになる。では、「引っ越さないで生涯住み続けられる物件を早いうちに借りていれば?」という案もあるが、新築物件でなければ、建て替えのために退去を迫られる可能性はゼロではない。そしてまた連帯保証人の問題に立ち戻る。結局、2つの条件のクリアがポイントに。