購入者の人気に合わせた価格設定をしているから
同じ間取りで、部屋の広さも同じなのに物件価格が違うのは、新築マンションではごく当たり前のこと。マンションでは特定の物件に人気が集中しやすいから、人気の高い物件は値段を高く、逆に不人気な物件の値段は低く抑えることで、売れ残り物件が出ないように業者は物件価格を調整している。
ちなみに、新築マンションの値段の付け方のセオリーは、主に3つある。1つには「階数」による違い。同じ間取りでも、上の階にいくほど高く、下の階になるほど低い価格設定になっている。続いて、同じ階で比べた場合は、「角部屋」のほうが「中部屋(両側に隣戸がある物件)」より高い。角部屋は、窓が多いから明るく風通しがいい、また、片一方しか隣戸と接していないからプライバシーが守られる、といった理由で常に人気だ。さて、3つ目は「方位」による違い。タワーマンションなど全方位で同じ間取りの物件がある場合は、南がもっとも高く、東、西、北の順で安くなる。