新築の魅力は、なんといってもキレイで、最新の便利な設備が盛り込まれていること。広々リビングに魅力的な間取り、天井が高めで梁が少なくすっきりとした室内、床暖房やディスポーザー、浴室乾燥機といった設備面も充実、宅配ボックスや録画付きインターホンなどの防犯性、育児や来客に備えた共用施設など。住まいの質は確実に向上してきている。性能評価書付きのものも多いから、初めての住宅取得でも安心感大。だが、これから探すなら中古のほうがお買い得。住宅資材価格の高騰する中、新築物件は建築費がかさみがち。中古物件なら価格が安く、同水準の物件でも割安に購入できる可能性大。希望物件を探す視点からも、中古物件のほうが希望をかなえやすい。
冷静に考えてみると、建てられるところにはすでに建てつくされた今、駅前の物件自体、中古ばかりだ。「なじみのある街で、駅から近くて、間取りが広くて……」というニーズの人の場合、駅前再開発以外では、新築の入手は困難かも。ただし、耐震性能的には昭和56年以降の新耐震基準を満たした物件が安心。中古ではハズレをつかまない知識武装は必要だ。