キャンペーン金利)大きいけど一定期間VS小さいけど全期間



 

銀行の窓口で提示されるローン金利が店頭金利。でも実際には、ここから割り引いたキャンペーン金利で借りることになるケースが多い。キャンペーン金利は一般に2種類ある。たとえば、「店頭金利よりも1.4%優遇された金利が最初の固定期間に適用」されるタイプと、「店頭金利よりも1.0%優遇された金利が、全期間にわたって適用」というタイプがある場合、どっちにしようか迷う人は少なくない。

 

そんなときは、「繰り上げ返済」に対する姿勢で判断するのも一つの考え方だ。たとえば、子どもが小さい世代など、できた貯金をどんどん繰り上げ返済に回す方針の家庭なら、優遇金利が大きいけれど一定期間のタイプがおすすめ。最初の固定期間が終わると金利優遇がなくなるから適用金利が一気に上がるが、元金返済も減っているのでダメージは少なくて済むはず。この場合、固定期間は2年など短いものは避け、10年など長めのものを選ぶのがコツ。繰り上げ返済する余裕のない人は、優遇金利は小さいけれど全期間適用されるタイプが安心。