ローンを借りる際には一般に、担保物件の家が燃えてなくなる場合に備えて火災保険へ加入する。そのときに悩むのが地震保険に加入するかしないかだ。火災保険は、ローン返済期間に合わせた何十年もの保険料を一括で払ってしまうが、地震保険については最長でも5年分までだから、5年後にまたまとまった保険料を払うのかと思うと、面倒に思う人も多い。
耐震や免震構造の住まいの人は、地震被害を受けないだろうと思う人も少なくない。しかし、それでも不安な場合は、地震保険に入るかどうかを、貯蓄の多寡によって判断するのがおすすめ。地震被害を受けると、ひどい場合は、家は壊れて住めないのにローン返済はしなければならず、賃貸の家賃も払う生活が待っている。
地震災害に遭うと生活の基盤が根底から崩れてしまうのだ。そんな事態でも当座やっていけるだけの貯蓄がない人や、地震被害で収入がなくなるような人は、お守り代わりに地震保険加入が安心。ちなみに、耐震・免震構造であれば地震保険料は最大30%オフに。地震保険料控除で税金の還付も受けられる。