一戸建ての購入には、4種類ある



 

■希望がかなう注文住宅。割安感なら建売か中古物件を

マンションよりも一戸建て、と思うなら、手に入れる方法は4つある。希望を一番かなえられるのは、もちろん「注文住宅」。その分、建設コストは高くなる。なお、契約時の見積もり金額に記載されているのは“本体”部分に関してのみなのが一般的。給排水設備や空調、換気、照明器具、外構などは、別途工事となり含まれていないため、これらも予算のうちに上乗せしておく必要がある。

 

新築住宅を手頃な値段で手に入れたいなら、土地付き一戸建ての「建売住宅」。業者が土地を手に入れて建物を建てて売る。同じ地域内で土地を探して「注文住宅」で建てるのに比べて、一般に割安な値段設定であることが多い。

 

この「建売住宅」と混同しやすいものに「売建住宅」がある。“建築条件付き”の土地を使った一戸建て販売で、土地の売買契約から3ヵ月以内に建築請負契約を結ばなかったら土地売買契約も白紙になるしくみ。業者を選択できず、また、土地価格が安くても建築費用が高くつく可能性がある点に注意。

 

新築にこだわらないなら「中古物件」を買うという手も。年数が経つほど建物の価値は下がり、土地の値段に限りなく近づく分お得。古家をリフォームして、新築感覚で住む手もあり。