モデルルームは幻と心得る!



 

■今住んでいる家の家具一覧表を持っていくべし

そのマンション内で好感度ナンバーワンの間取りに色・形・大きさに至るまで計算し尽された家具や内装……それがモデルルームの演出。ついついムードに流されがちだが、現実感を取り戻すには、まずはテレビがあるかどうかをチェック。テレビのジャックの位置を確認したら、ソファーやダイニングテーブルを置く位置がおのずと決まってしまったりして、現実感を取り戻しやすい。

 

モデルルームの和室には、たんすや鏡台なども置かれていないことが多い。モデルルームに行くときは、家具一覧表とメジャーの持参がおすすめだ。ちなみにモデルルームの家具は空間を広く見せるために工夫されたものが置かれていることが多い。一方、実際の住まいの家具は収納重視のものが多いから、入居してから配置したら予定通りに収まらず困惑することも。

 

なお、モデルルームの醸し出す心地よさは、色彩コーディネートによるところも大きい。また、明るく素敵な雰囲気を演出するため、オプションの間接照明などもフル装備されている。入居して我が家の家具を入れてみたら全然違った雰囲気でびっくりとの声も。購入判断は夢から覚めて冷静に。