物件の下見ではドアも扉も開けてみる



 

小さなところにジワリと出るのが設計者の大きな配慮。たとえば、棚の扉などを開けたとき、当たってしまう柱側にクッションがちゃんとついているかどうか見てみよう。戸を開いたときにドアを固定する留め金具があると、窓を開けて室内に風を通すときも扉がバタバタしなくて安心。でも、目立たない配慮だから、建売住宅や安価なマンションではついていないケースもある。

 

トイレのドアは、万が一、中で倒れてしまったときのことを考えると外に開くほうが安心といえる。遠慮しがちだが、実際に生活する気持ちになって、あらゆるところを開けてみて、動線を考えた開きになっているかのチェックをしておくことが大事。