サービスルームって、なんかお得?



 

■納戸、書斎、STOと呼び名はさまざま変わるけど…

間取りの表記で見かける「2LDK+S」「3SLDK」などS付きの表示。物件を見てみると、1部屋分のスペースがあったりして、なんだか得した気分になることも。部屋数に入っていないこのSの正体は、サービスルーム、つまり納戸。N(納戸)やDEN(書斎)、F(フリールーム)、U(ユーティリティスペース)のほか、STO(倉庫・ストレージ)、GR(大型倉庫・ジェネラルストックルーム)、STR(大型収納室・ストウルーム)といった表示も同じ位置づけだ。大きさや内装状態はさまざまなので、見学のときにはきちんと確認を。

 

建築基準法上での“部屋”には採光や換気、最低限の天井高などについて所定の条件があり、それを満たしていない部屋がSとなる。押入れとは違って、人が中に入って歩き回れる程度の大きさがあるため、一部屋のイメージで利用する人も多い。ただし、一日中電気をつけざるを得ない可能性大。長時間過ごす居室としての条件は満たしていないわけだから、子供部屋にあてるのは避けた方がいいかも。