鍵をもらったら、自分の所有になる?



 

売買契約を交わしたら、「自分の家を手に入れた」と思う人が多いが、それは間違い!その時点では、所有権の登記は前の持ち主のままだから、まだ自分のものにはなっていない。では、残金を払って鍵をもらったときかというと、厳密には、その時点でも自己所有とはなっていない。一般に、引き渡し日に残金や諸費用を払い終えると、司法書士が登記処理を行うことを約し、鍵が渡される。しかし、正確には所有権移転登記を済ませたときが、名実ともに自分のものとなる。登記完了の報告が手元に届くのは、さらに数日後。タイムラグに留意。