家を買うことになったら、住居費関連の収入・支出は一つの口座に集約するのが便利。借入先の金融機関を決めたら、そこを住居費専用の口座にするのがおすすめ。ローン返済だけではなく、管理費・修繕積立金といった維持費、毎年の固定資産税、住宅ローン控除の還付金もその口座にしておこう。
給与振込先として2口座を設定できる会社なら、借入先の金融機関を振込先の1つにして、ローン返済額+管理費・修繕積立金より少し多めの額をその口座に振り込むように指定する。多めの額が徐々に積み上がっていくから、固定金利選択型ローンなどで金利がアップして負担が増えた際にも、心にゆとりを持てて安心だ。住宅ローン控除の還付金は固定資産税に回すとよいが、それも1つの口座ならしっかり実行可能だ。
また、共働き夫婦の場合、家計費を役割分担していることが多く、家計の見直しをして節約に結び付けるのが難しい現実があるが、この住居費口座に毎月あるいは毎年一定額をお互いに入金していく形にすれば、繰り上げ返済資金も着々と貯めることができる。実に住居費専用口座は、便利でメリット大なのだ。