フラット３５は金利と手数料の比較が大事

「フラット３５」は、最初から最後までずっと同じ金利で毎月返済額が変わらないのが魅力のローン。最長３５年間。民間ローンの固定期間選択型の期間の長いタイプに比べても比較的手の届きやすい金利水準になっているのは、住宅金融支援機構（前身は住宅金融公庫）が民間金融機関と提携して提供するローンだからだ。

どこの金融機関で借りても、融資条件は変わらない。ただし、公的ローンだった住宅金融公庫のときと異なり、民営化した住宅金融支援機構は直接の融資は行わない。取り扱う金融機関が自由に金利を設定できるしくみになっているから、よく比較検討して選ぶのがコツ。住宅金融支援機構のホームページで、最新の金利情報を検索できるから、確認を。

比べてみると、同じ時期なのに、金融機関によって１％以上も金利差があり、びっくりすることも。こんなときは、金利だけでなく、事務手数料の大小もしっかりチェック。金利は高いが事務手数料は５万円程度、ということから、金利は低いが事務手数料が数十万円かかるところも。十分に吟味を。