金利の上昇リスクに備える考え方



 

■金利の上昇リスクに備える考え方
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変動金利とは、銀行の都合で金利を上げたり下げたりできる金利タイプですが、数ある住宅ローンの中でも金利が安いので、はじめて住宅ローンを組む人が必ず一度は検討します。しかし、誰もが「金利は安いけれど、上がったら怖いな…」という意識を持っています。それでも変動金利を選んだ人に聞くとこんな答えが返ってきます。

 

「変動金利は上がるかもしれないけれど、今の収入では変動でないと家計が苦しい」

「変動金利は当分上がらないと思う」

「先のことはわからないから、上がったら上がったときに考えればいい」

 

これは素人の考え方です。金利が上がったとしても、対応できるようなプランを立てる必要があります。変動金利は借りたあとからが勝負です。金利が上昇したときのために、繰り上げ返済のための貯蓄を行う必要があります。金利の上昇が家計におよぼすダメージは、変動金利のルール(5年ルールと125%ルール)と、住宅ローン控除という制度によって、かなりの部分が緩和されるように設計されているのです。