金利の上昇リスクに備える「変動金利の2つの4」



 

■金利の上昇リスクに備える「変動金利の2つの4」
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金利の上昇リスクには、ある程度の備えが必要です。私は変動金利で借りる場合、次の2つの条件をクリアすることをお勧めしています。これを「変動金利の2つの4」と呼んでいます。

 

①毎月の元利均等返済額の4分の1以上を貯金する。

②上記の貯金と元利均等返済額を手取り月収の4割(40%)以下にする

 

毎月の返済額の4分の1以上を貯金できると、銀行が一度に上げる上限の125%にいつでも対応ができるようになります。5年ルールと125%ルールがあるので、変動金利で住宅ローンを借りてすぐに金利が上昇するケースでも、10年間は125%までしか支払いは増えないのです。手取り月収の4割以下にする理由は、それがサラリーマンの平均的な月収を想定した場合に、無理のない返済額の目安だからです。

 

>>「5年ルール」と「125%ルール」で固定される支払額