■夫婦の住宅ローンをひとつにまとめる「収入合算」
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「収入合算」とは、住宅ローンを申し込むほう(債務者)の収入に、相手(収入合算者)の収入を合算して住宅ローンの申し込みをする方法です。この場合、契約する住宅ローンは1本となり、収入合算者はローンの連帯保証人となります。収入合算は夫婦で住宅ローンを返済する場合、ひとつにまとめる方法です。夫婦2人の収入を合算して審査されるので、住宅ローンの契約としてはひとつであっても、ペアローンと同じように2人分の融資を受けられます。ただし、住宅ローンを組む人(=主債務者)は1人だけですから、住宅ローン控除の上限はペアローンよりも小さくなります。なお、収入合算でも、夫婦を連帯債務者とする住宅ローン契約を結ぶ場合があります。この場合は夫婦両方が債務者になるので、夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けることができます。