家を買ったら病気のリスクが上がるのか?



 

住宅ローンの相談の中でよくあるのが、「疾病保障をつけたほうがいいですか?」というものです。「病気になってもお金で安心が買えるなら買っておこうかしら…」という心理状態だと思いますが、私はあえてそこに疑問を呈します。普通に考えて、家を買ったら病気にかかる可能性が上がるでしょうか?病気にかかる可能性と、家の購入との因果関係は今のところ証明されていません。病気のリスクに持家も賃貸もないのです。すでに私たちは健康保険に加入しています。日本の医療保険制度は先進国の中でもダントツの保障の厚さです。病気になったら、まず国の社会保障制度、次に会社の福利厚生、最後に民間医療保険と貯蓄です。貯蓄だって立派な保険です。