原市地区のいいトコ!



 

上尾市はことしの7月15日㈯に市制施行65周年を迎えます。昭和30年1月1日に上尾町、平方町、原市町、大石村、上平村、大谷村の3町3村が合併して上尾町になり、その3年後の昭和33年7月15日の市制施行で上尾市が誕生しました。市制施行65周年を迎えるにあたり、わが街の魅力を地区ごとに紹介します♪今回は「原市地区」です!

 

 

■原市地区
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原市地区(旧原市町)は、上尾市の南東部に位置し、東部に原市沼川・綾瀬川・見沼代用水、西部には芝川が流れ、国道16号が横断し、埼玉新都市交通伊奈線ニューシャトルの沼南・原市駅があります。明治22年の町村制施行に伴い原市村となり、大正2年に瓦葺村と合併して原市町となりました。

 

 

■地名の由来
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地名の由来は、吉野原村(現さいたま市北区吉野町)が「原村」と呼ばれ、現在の原市地区周辺で江戸時代初期に市が開かれるようになったことから「原市」となったという説があります。

 

 

■いいトコ①:市登録史跡 瓦葺掛樋跡
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瓦葺掛樋は、江戸時代中期に見沼代用水と綾瀬川が立体的に交差できるよう綾瀬川の上に掛けられ、灌漑用水路(耕作地のための水路)として整備されました。設置当初は木製だった掛樋は、改修を繰り返し、明治時代に鉄製となりました。また、橋脚の煉瓦は東京駅と同じ上敷免村(現深谷市)で製造されたものが使用されています。現在は川の下を潜る伏越となり掛樋はありませんが、明治時代の重要構造物として当時の土木技術を伝える貴重な文化財となっています。

 

 

■いいトコ②:原市の市
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「市」は江戸時代から広まりました。菖蒲・岩槻方面からの道が交わり、交通の要地となっていたため、明治・大正時代にかけて盛況でした。3と8のつく日に開催される三・八の市では米殻を中心に日用品などが売られました。また、だるま市(2月)や雛市(3月)などの季節の市もありました。昭和初期に市は開かれなくなりましたが、原市大通りには広い前庭を持つ家並みが見られ、当時の面影が残っています。

(だるま市)

 

 

■いいトコ③:地域住民の足ニューシャトル
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東北・上越新幹線の建設に伴い、昭和58年12月に開業しました。ニューシャトルの車輪は貨物自動車と同じようなゴムタイヤを使用し、他の鉄道と比べて騒音・振動が少ない構造になっています。また、すぐ隣に新幹線が通り、新幹線と並走する姿が鉄道ファンからも人気です。